エコキュートを利用している方の中には、掃除方法について悩んでいる・心配しているという方もいるのではないでしょうか。
貯湯タンクを清潔に保つことは、衛生面からもとても重要なことです。
そのためこの記事では、エコキュートのタンクの掃除方法や業者依頼時の費用などを解説します。
Contents
エコキュートのタンクの掃除・水抜き方法
ここでは、エコキュートのタンクの掃除・水抜き方法をそれぞれ解説します。
エコキュートのタンクの掃除方法
貯湯タンク内には手が入らないような構造になっており、ブラシ等を使って内部を直接掃除することができません。
そのため、この後で説明する水抜きを実施してもあまり汚れが落ちないようであれば、無理をせずに専門業者にメンテナンスを依頼するようにしましょう。
給湯器の専門業者であれば、専門の薬剤などを使用して、タンク内のぬめりや汚れを落とすことができます。
一般の方が無理をして掃除しようとすると、本体を壊してしまいかねませんので注意が必要です。
エコキュートのタンクの水抜き方法
貯湯タンクを水抜きする際の流れは、以下の通りです。
1. 漏電遮断器を切る
2. 給水配管用止水栓と逃し弁レバーを開ける
3. 貯湯タンクに空気を入れる
4. 入水栓を開けて排水する
5. 逃し弁レバーを閉じ、漏電遮断器をつける
6. 数秒間水を出し、お湯が出るかをチェックする
上記は水抜きと呼ばれ、貯湯タンク内をきれいに保ち故障を防ぐためにとても大切です。
数ヶ月おきに、年に数回程度は実施すると良いでしょう。
汚れが気になる場合は業者に依頼しよう
ここでは、業者に依頼した場合の費用目安やタンク内の汚れを放置した場合のリスクを解説します。
業者に依頼した場合の費用目安
掃除を業者に依頼した場合にかかる費用の目安は、以下の通りです。
掃除内容 | 費用目安 |
洗浄 | 15,000~20,000円程度 |
配管内の検査 | 5000円弱程度 |
洗浄と検査がセットになっているプランであれば、トータルの費用をさらに抑えることも期待できるでしょう。
毎日入るお風呂などに関わることですから、内部を清潔に保つことはとても大切なことだといえます。
費用はかかるものの、なるべく定期的に業者へ依頼することが望ましいでしょう。
エコキュートのタンクの汚れを放置するとどうなる?
エコキュートの掃除や業者への依頼を怠ってしまい、汚れを放置すると以下のようなリスクがあります。
・お湯が臭うようになる
貯湯タンクのメンテナンスをしていないと、お湯から臭いがしてしまうこともあります。
お湯そのものから臭いが出ることはないのですが、貯湯タンクの配管が生活排水の配管と近かった場合などに、臭いが移ってしまうことがあるのです。
・レジオネラ菌が繁殖する
配管内部でレジオネラ菌が繁殖すると、成人の身体には大した影響を及ぼさないものの、子供や高齢者などの健康を害する危険性があります。
まとめ
エコキュートの貯湯タンクは内部を直接洗うことはできないため、水抜きを年に数回行うことでメンテナンスすることをおすすめします。
タンク内をきれいに保つことは衛生面でも重要なことであるため、定期的な掃除と業者へのメンテナンス依頼を継続させるようにしましょう。