エコキュートは空気中にある熱を利用してお湯を沸かす給湯器であり、そのためにヒートポンプユニットという装置を内蔵しています。
そして、エコキュートを長持ちさせるためには「エア抜き」が大切なのですが、エア抜きについてあまり知らないと言う人も多いのが実情です。
そのためこの記事では、エア抜きの概要や手順、実施する際の注意点を解説します。
Contents
エコキュートのエア抜きって何?
ここでは、エコキュートのエア抜きの概要を解説します。
エア抜きとは
エア抜きは空気抜きとも呼ばれており、ヒートポンプユニット内部の水抜きのことを指します。
ヒートポンプユニットは、空気中の熱を集めてお湯を沸かす装置であり、水が溜まると故障の原因となるのです。
ヒートポンプユニットの寿命は10年程度と言われていますが、エア抜きを怠っているとより早く故障してしまう可能性があります。
エコキュートのエア抜きの手順
エア抜きは、以下の手順で行いましょう。
ヒートポンプユニットの水抜き栓を全て1回転以上回して開く(2~3個あります)
そのまま1分以上放置し、水が出てくることを確認する
水抜き栓を全て閉じる
上記が基本の手順ですが、製品によって手順や方法が異なる可能性がありますので、実際に行う際には説明書などを確認するようにしてください。
ちなみに、ヒートポンプユニットの水抜き栓は、基本的には側面下部を見ると発見できます。
エコキュートのエア抜きの注意点
ここでは、エア抜きをする際の注意点を2つ解説します。
エア抜きは定期的に行う
エア抜きは空気と共にヒートポンプユニット内に溜まった汚れを排出する作業であり、定期的に行うことが大切です。
ヒートポンプユニットを長持ちさせるために少なくとも半年に1回の年2回、できれば年間で3回程度はエア抜きを行なっておくと良いでしょう。
手順自体は先ほどお話しした通り複雑ではありませんので、まずは早い段階で1回やってみてやり方をある程度覚えておくと、定期的に続けやすくなります。
エア抜きは危険が伴うため業者依頼も要検討
エア抜きの手順はシンプルではあるものの、危険が伴う作業であることを忘れないことが大切です。
エア抜き自体は本体を操作していない時に実施するのですが、お湯が出ない状態になっている場合は熱湯が噴き出す可能性があります。
どうしても心配な方は、定期的に業者にメンテナンスを依頼して代行してもらうことをおすすめします。
半年に1回の頻度で業者に点検してもらえば、給湯器も長持ちしやすいでしょう。
不安な方はぜひご相談を
エコキュートには貯湯タンクのほかにヒートポンプユニットという装置があり、長持ちさせるためには「エア抜き」という作業を定期的に行うことが大切です。
エア抜きは手順こそシンプルであるものの、熱湯が出てきてしまって危険な可能性もあるため、不安な方は業者に依頼してみるのも良いでしょう。