毎月の光熱費を削減できる給湯器として大きな期待が持てるエコキュートですが、導入することで発生するデメリットはあるのでしょうか。
エコキュート導入時にはしっかりとデメリットを分析し、損をしないポイントを事前に押さえておくことが大切です。
この記事では、エコキュートのデメリットや導入時のポイントを解説します。
Contents
エコキュートのデメリット
ここでは、エコキュートを利用するデメリットを2つ解説します。
初期コストが比較的高め
エコキュートのデメリットとしてまず考えられるのが、かかる初期コストの高さです。
エコキュートを導入することで、毎月の光熱費を抑えることが期待できます。
そのため長期間使用していくことで充分に費用を回収していくことはできるのですが、初期コストが高い点は経済状況によっては大きな負担となるでしょう。
また、世帯人数や生活スタイルによってはあまりエコキュートによる光熱費への恩恵がないこともあるため、導入時にはランニングコストのシミュレーションをしておくことが大切です。
お湯切れに注意しなくてはならない
エコキュートを導入するうえで、お湯切れには充分な注意が必要です。
エコキュートは電気料金の安い夜間にお湯を沸かしてタンクに貯めておく仕組みであり、日中にお湯を使い切ってしまうと沸かし直す必要があります。
電気代が比較的高い日中にお湯を沸かすと余計な電気代がかかってしまうため、お湯の使用量のコントロールには充分に気を配る必要があるでしょう。
もし来客などでお湯使用量が増えることが見込まれるのであれば、あらかじめいつもより多めのお湯を夜間に沸かしておくなどの工夫が大切です。
エコキュートを利用する際のポイント
ここでは、エコキュートを利用する際に気を付けておきたいポイントを2つ紹介します。
タンクの容量に注意してエコキュートを選ぼう
エコキュートを選ぶ際には、貯湯タンクの容量に注意することがとても大切です。
一般的には、以下のような大きさが目安になります。
家族人数 | タンク容量 |
1~2人 | 180L |
2~3人 | 300L |
3~4人 | 370L |
4~5人 | 460L |
5人~ | 550L |
上記はあくまでも目安であり、家庭ごとの生活スタイルや水を使う量によって最適なタンク容量は変化します。
もし「ウチは一般的な家庭よりも多くお湯を使うかも…」と思うのであれば、上記の目安よりも大きめの製品を選択するのがおすすめです。
電気代プランには注意
電気代プランは、導入前にしっかりと確認しておくことが大切です。
先程ご説明した通り、エコキュートは夜間にお湯を沸かします。
そのため、エコキュートがお湯を沸かす時間帯と電気代が安くなる時間帯が重なっていなければ、無駄な電気代を払わなければいけなくなるのです。
エコキュートを導入するタイミングに合わせて、ご家庭の電気プランを見直すようにすると良いかもしれません。
プランを見直すことが大切
エコキュートは光熱費の削減に大きな期待が持てる給湯器なのですが、初期コストが比較的高くお湯の使い過ぎにも気を付ける必要があります。
エコキュート導入の効果を最大限引き出すためには使用するお湯の量のコントロールに気を付け、電気料金のプランを見直しておくことが大切でしょう。