エコキュートの「ヒートポンプ」とは?仕組みや経済効果などを解説!

エコキュートには、「ヒートポンプ」という仕組みが搭載されています。

ヒートポンプがあるおかげで効率的にお湯を沸かすことができるのですが、その仕組みはどのようになっているのでしょうか。

この記事では、ヒートポンプの仕組みや概要、電気代節約効果について解説します。

エコキュートに使われている「ヒートポンプ」とは?

ここでは、エコキュートに用いられている独特の仕組み「ヒートポンプ」について解説します。

ヒートポンプとは

ヒートポンプとは、空気中に存在する熱を熱交換機で冷媒に集めて、圧縮機で圧縮してさらに高温にすることで水を沸かす装置のことです。

ヒートポンプを採用したことで、エコキュートはより少ない電力で効率的にお湯を沸かすことができます。

ヒートポンプを利用することで電気をあまり使わないため光熱費削減につながり、省エネルギーであるため二酸化炭素を大幅削減できる、環境にも優しい魅力的な給湯器です。

ヒートポンプ技術はエコキュート以外にも使われている

ヒートポンプは、給湯器だけでなく他にも様々な家電製品等で幅広く使用されています。

例えば冷蔵庫や冷凍庫、洗濯機の乾燥機能などにヒートポンプは採用されており、私たちにとっては意外に身近な技術だと言えるでしょう。

また、その他にも病院やホテルなど大規模施設の給湯システムやオフィスビルの空調などにもヒートポンプは使用されており、今後も使用範囲は拡大していくと考えられます。

ヒートポンプの仕組みや効果

ここでは、ヒートポンプの仕組みや効果を紹介します。

ヒートポンプがお湯を沸かす仕組み

ヒートポンプユニットがお湯を沸かす仕組みは、以下の通りです。

1. ヒートポンプユニットの空気熱交換機が大気中の熱を集める
2. 熱を集めた冷媒が圧縮機で圧縮されてさらに高温になる
3. 水熱交換機が冷媒の熱を用いて水を温めお湯を作る
4. 水に熱を伝えた冷媒は減圧され、さらに低温になる
5. 再び空気熱交換機が熱を集める

上記のサイクルを繰り返すことで、ヒートポンプユニットはお湯を作り出します。

ヒートポンプでどれだけ電気代が節約できる?

ヒートポンプユニットが搭載されている家電製品は、どれだけ電気代が節約できるのでしょうか。

ヒートポンプエアコンは、使用したエネルギーの7倍の熱エネルギーを生み出すことができます。

つまり、電気の消費量は通常のヒートポンプが使用されていない家電製品の1/7になるため、その分電気代が節約できると考えられるのです。

全てのヒートポンプ内蔵家電製品が電気代1/7になると断言はできませんが、おおよその目安として考えておくと良いでしょう。

エコキュートのヒートポンプはエコで経済的な仕組み!

エコキュートに内蔵されているヒートポンプとは、空気中の熱を集めて効率よくお湯を沸かす経済的でエコな仕組みです。

ヒートポンプは給湯器だけでなく冷蔵庫やエアコンなど私たちの生活の身近に多数存在する仕組みであり、今後も利用範囲の拡大が予想されます。

ヒートポンプを搭載しているエコキュートは電気代の節約にもつながりますので、ご家庭への導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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