エコキュートを利用していると、少しずつ配管内に汚れが溜まっていってしまいます。
汚れを放置しておくと健康上の問題につながる恐れがあるため、適切に対処しなくてはなりません。
そのためこの記事では、エコキュートの汚れの原因や対処法を紹介します。
Contents
エコキュートの汚れの原因と放置のリスク
ここでは、エコキュートが汚れる原因と、汚れを放置しておくリスクについて解説します。
エコキュートの汚れの原因は?
エコキュートが汚れる原因は、人の皮脂や湯垢などです。
追い炊きを行う際には浴槽のお湯を循環させ給湯器内で加熱しますが、その際に浴槽のお湯の汚れが一緒にエコキュート内に入りこみます。
そして高温の状態にしておくことで雑菌の繁殖が促進され、汚れがさらに溜まっていくのです。
また、エコキュートを使用していると湯船に黒い粒上の汚れが浮かぶことがあります。
この黒い粒の正体は、エコキュート内部で使われているゴムパッキンが経年劣化したものです。
エコキュートの汚れを放置するリスク
エコキュートの配管に溜まった汚れを放置しておくと、菌がさらに繁殖してしまいます。
エコキュートの内部は温かいため、雑菌が繁殖しやすいのです。
特にレジオネラ菌などは、幼い子供やお年寄りなど抵抗力が低い方の体内に入ると下痢や高熱を引き起こし、最悪の場合命に関わることもあります。
ついつい後回しにしてしまいがちなエコキュートの掃除ですが、定期的にきれいにしておかなくては健康上の被害につながる可能性は考えられるでしょう。
エコキュートの汚れに対する対策
ここでは、エコキュートの汚れ対策を紹介します。
洗浄剤を使用する
エコキュートの汚れ対策として、洗浄剤を使用した掃除を行いましょう。
エコキュートには洗浄ボタンが付いていることも多く、日常的に押すようにすることで比較的きれいな状態を保つことができます。
しかしそれでも、どうしても少しずつ配管に汚れは溜まっていってしまうでしょう。
そのため半年に1度は、浴槽に貯めた水に洗浄剤を入れ、洗浄ボタンを押して1時間ほど水を循環させましょう。
そして新しい水に入れ替えて、洗浄ボタンで30分ほどすすぎを行えば完了です。
最後に水を捨て、浴室内を清掃しましょう。
定期的な水抜きも大切
タンク内の汚れを排出するためには、水抜きも大切です。
水抜きとは、タンク内部に溜まった不純物を水と一緒に外に出す作業を指します。
水抜きをするには、まず漏電遮断機を切り、給水配管専用止水栓を閉じて逃し弁レバーを開きます。
そして入水栓を開き、2分以上放置しましょう。
その後はこれまでとは逆に逃し弁レバーを閉じて漏電遮断機を付けます。
水抜きは、年に2~3回のペースで行うと良いでしょう。
エコキュートの汚れには定期的な対策を
エコキュートを使用して入浴を続けると、どうしても少しずつ汚れが溜まっていってしまいます。
エコキュートが汚れると雑菌が増えて健康上の問題につながる可能性があるため、定期的に清掃することを心がけましょう。