エコキュートを長年使用するのであれば、定期的なメンテナンスが欠かせません。
中でも衛生的に使用し続けるためには「水抜き」と呼ばれるメンテナンス方法を把握して行うことが大切です。
この記事では、エコキュートにおける水抜きの概要や重要性、やり方や行う頻度を紹介します。
Contents
エコキュートの「水抜き」とは
ここでは、エコキュートの水抜きの概要や怠った場合のリスクについて解説します。
水抜きとは
エコキュートの水抜きとは、貯湯タンクの中にある水を排出し、その際にタンク内にある不純物も一緒に排出するメンテナンスのことを言います。
エコキュートの貯湯タンクは雑菌が繁殖しにくい素材・構造を採用しているのですが、それでも経年によって不純物や水垢がタンクの底に溜まっていってしまいます。
そのためエコキュートを長年衛生的に使うためには定期的に水抜きを行い、貯湯タンクの中を清潔に保つ必要があるのです。
水抜きを行わないとどうなる?
もし水抜きを怠ってしまうと、以下のようなリスクが発生します。
・不純物がタンク内に溜まってしまう
・タンクに溜まった汚れが浴槽に流れ出てくる
・お湯が臭くなってしまう
・エコキュートが壊れやすくなる
水抜きを怠ると上記の通り衛生面でリスクが発生してしまい、エコキュート本体の寿命も短くなってしまいます。
エコキュートの寿命は10年程度と言われていますが、これはあくまでも水抜きなどのメンテナンスを定期的に行った場合の目安であるため気を付けましょう。
エコキュートの水抜きのやり方
ここでは、エコキュートの水抜きのやり方を紹介します。
水抜きの手順
水抜きの手順を端的に説明すると、以下の通りです。
1. 浴槽の水を排出して空にする
2. 配線用ブレーカーと貯湯タンクの漏電遮断器をオフにする
3. 貯湯タンクのお湯を全て排水する
貯湯タンクのお湯を排水するためには給水配管専用止水栓を閉じ、逃し弁も開けます。
そして排水栓を1~2分程度開き、汚れが出なくなったら閉じましょう。
排水後は止水栓を開き、タンクを水で満たします。
排水栓から水が出たら逃し弁を閉めて、作業を完了させましょう。
ただし上記の流れはメーカーによって異なることもありますので、製品の説明書を必ず読んでおくことが大切です。
水抜きの頻度
水抜きは最低でも半年に1回、年に2~3回程度の頻度で行うようにしましょう。
この程度の頻度で水抜きを定期的に行っていれば、貯湯タンク内を清潔に保つことが可能です。
ただし水抜きの実施において心配な点や不明点がある場合は決して無理をせず、給湯器の業者に相談するようにしてください。
エコキュートは定期的に水抜きをしましょう!
エコキュートを長年にわたって清潔に利用し続けるためには、定期的な水抜きを実施することが大切です。
水抜きのやり方は基本的にどの製品でも似ていますが、実際に行う際には説明書を一読することをおすすめします。
水抜きは年に2~3回実施するのが理想的であり、不安な点がある場合は気兼ねなく業者に相談しましょう。