近年人気を博しているエコキュートは、経済的でとても便利な給湯器です。
しかし、地下水・井戸水を利用している家庭でも、エコキュートは利用できるのでしょうか。
この記事では、地下水・井戸水でエコキュートが使用できるか否か、地下水・井戸水対応のアイテムを利用する場合の注意点などを紹介します。
Contents
エコキュートは地下水・井戸水でも使える?
ここでは、エコキュートが地下水・井戸水でも使えるのか、地下水・井戸水に対応しているアイテムについて解説します。
基本的には地下水・井戸水では利用できない
結論からお話しすると、基本的にエコキュートは地下水・井戸水では利用できません。
エコキュートが地下水・井戸水で利用できない大きな理由が、地下水・井戸水に多く含まれるカルシウムなどの成分です。
カルシウム自体はもちろん人体にとっては無害ですが、長期間使用し続けることでエコキュート内部に成分が詰まってしまい、故障の原因になる可能性があります。
そのため、エコキュートでは基本的に地下水・井戸水を使用はできないとされているのです。
地下水・井戸水対応のエコキュートがある!
全てのエコキュートが地下水・井戸水に対応していない訳ではなく、地下水・井戸水対応のアイテムも存在します。
地下水・井戸水対応のアイテムは基本的に各メーカーがリリースしており、最適なアイテムを比較しながら購入できます。
地下水・井戸水対応のアイテムを設置する場合はまず水質検査を行い、問題なく使用できるかどうかを確認します。
水質検査をクリアしなければ地下水・井戸水対応のアイテムであっても使えませんので注意しましょう。
地下水・井戸水対応のエコキュート導入時の注意点
ここでは、地下水・井戸水対応のアイテムを導入する際に気を付けるべきポイントを解説します。
本体価格が高めになってしまう
地下水・井戸水対応のアイテムは、通常のアイテムに比べて割高になってしまうことが多いと言えます。
アイテムによっても異なりますが、おおむね5~10万円程度は通常アイテムより高額になってしまうと考えておきましょう。
水質検査や砂おこし器の設置などが面倒になることも
地下水・井戸水に対応したアイテムを導入する際には水質検査や砂おこし器の設置などが必要であり、通常よりも手間がかかると言えます。
水質検査は1~2万円かかりますが基本的に自費で行わなければならず、検査の結果によっては導入できない可能性もあります。
砂おこし器は基本的に地下水・井戸水対応のアイテムを取り付ける場合には必要になり、もし設置していなければメーカーの保証対象外になる可能性があるため気を付けましょう。
エコキュートは地下水・井戸水に対応しているものもある!
地下水・井戸水にはカルシウムなどの成分が多く含まれているため、基本的にはエコキュートで利用することはできません。
地下水・井戸水に対応しているアイテムもありますが、水質検査や特別な器具の設置が必要となるため、十分に注意しましょう。